日記「みさちゃんとともに」

日々の暮らしを綴ります。

♪33 懐かしいあの頃①

 今日は少し、昔のことを思い出して話をしてみよう。

ここ数年の目覚ましい進歩で、私が大学生だった30年くらい前とは

ずいぶん生活様式が変わってしまった。

私も多少?かなり?の遅れはあるものの、

まさに今の時代を生きている我が子たちに刺激を受けながら、

何とかついていっているのではないかと思っている。

でも、まだついていけないこともいろいろある。

 テレビを見ながら、スマホも操作している我が子たち。

いったい何をみているんだろうなあ。(テレビなのかスマホなのか?)

 

 

 最近youtubeを見ることが多い。

検索していたら昔のアニメを見つけた。

あしながおじさん

第1話を見てみることにする。

歌が流れ、話が始まる。

歌を口ずさみ、画面を食い入るように見る。

とても懐かしい。思い出深い作品だ。

あの頃がよみがえる。

ああ、、、。

 だが、このアニメについて話をするには、

自己弁護のため(笑)、さらに昔のことに触れなければなるまい。

                   (今日はそちらの方のお話(笑)

 

 

 今から40年ほど前になろうか。まだ小学生だった私。

毎日学校から帰ると、隣の家の友達と夕方まで遊んでいた。

5時半くらいになると、よくその友達の家へ。

その時間帯から、テレビでアニメ放送の時間になる。

どのアニメも、とても面白かったのを覚えている。

おばあさんがお菓子を出してくれる。それを食べながら一緒に笑い転げていた。

                             、、、日もあった。

 だが、それが毎日のこととなると、

子どもながらに申し訳ない気持ちになってくる。

「○○君、中で見たらいいよ。」

と言われながらも、

「もうちょっとしたら帰るから、ここでいい。」

などと心にもないことを言いながら、

窓枠にしがみつき、ガラス越しに、部屋の奥の方にあるテレビに映る

声の聞こえない無声のアニメに目を凝らす日も多かった。

登場人物の表情や、友達の笑い転げる様子に最大限の注意を払い、

話の流れを想像し笑う私。(と妹)

 それはそれで楽しかったと思う。

 

 なぜ、自分の家で見ないのか?

自分の家はアンテナの関係?(山合いの田舎だから電波の関係か)で、

民放は「日本昔話」(これはこれで懐かしい)の放送されるチャンネル

しか映らなかったから。

 だから、今となっては不謹慎なことになるが、(昔でも不謹慎だが)

当時、台風には少し、いや大いに期待していた。

台風の影響でアンテナの向きが変わったりすると、

いつも普通に見ているチャンネルが見えにくくなるかわりに

直すまでのしばらくの間、

ビリビリの画面だが、他の民放がギリギリ映るようになる。

いや、色はめちゃくちゃだし絶えず太い斜め線が入りその線が画面上を流れ、

ほぼ映ってはいないのだけれど、

登場人物のシルエットが多少わかるし、声は何とか聞き取れる。

目を細め、顔を傾けながら、何とか見ようとしていたのを覚えている。

それでも、うれしかった。

 

 なんとも幼い小学生時代だったと今さらながらに思う。

まあ、そんなにテレビばかり見る時代でもなかった。

日常の中のほんの一瞬の出来事。

その楽しみが、テレビだった。

 それを踏まえて、次回は「あしながおじさん」の思い出をお話してみます。