「久しぶりに、お父さんの弁当が食べてみたいな」
夕食の時、子どもがうれしいことを言う。
この四月から、私は弁当作りをしていない。
下の子の高校入学と同時に、妻が二人分の弁当を頑張って作ってくれている。
それまで私は、朝早く四時半とかに起きて弁当を作っていたのに、
四月からは安心して気が緩んでしまい、全く起きられなくなり、
今では、水筒にお茶を入れる程度の仕事しかできていない。
上の子が続ける。
「もうすぐ、卒業だからお父さんの弁当食べるチャンスは後2か月ほどだよ。」
なんだって!
そっかあ。
「久しぶりにお父さんのウインナー(甘辛く炒めたやつ)食べたいなあ。」
よしやってやるか!
「材料を買って明後日から弁当を作るよ!」
(ただ、起きられるかなあ?それが心配だ。)
こんな話になったのには、別の訳もある。
(子どもが妻を気遣い、「お父さん作って!」と言ったのかもしれない。)
年末が近づき、妻の仕事が忙しい。
朝早く起きて、弁当を作るのも結構きついみたい。
「交代するよ。」
と言っても、
毎朝頑張って作っているという意地があるらしく、なかなか代わってくれない。
その結果、
おかずを詰め終えた弁当箱を見ると、
先ほど作ったばかりの卵焼き、週末に冷凍しておいた野菜のおかずが少々。
後は、、、
セブーンセブーンセブーンセブーン、セブン!セブン!セブン!
(ウル○ラセブンの曲)
なおかずになっている。
コンビニのお惣菜はとてもおいしい。
それを弁当に入れることがあっても、全然かまわないと思う。
私も「コンビニのおかずを入れたら簡単だし、いいよ。」
と妻にいったことも度々ある。
ただ、毎日それがメインで続くと、
しかも同じようなものが続くと、
さすがに子どもたちもコンビニの味に飽きてきたようで、、、。
(お母さんは忙しい中、頑張って作ってくれているんだよ。とフォローし、)
(うまい味より、慣れた味ってことかなと思いつつ、、。)
朝、四時半に目が覚める。
体は覚えていたのだろう、そのまま台所へ。
おかずを2品作る。
後は妻が週末に作った野菜のおかず。
(そして、やっぱりコンビニの惣菜が一点(笑))
いざ詰めようと思うが、
最近作っていないから、どのくらいの量を詰めればいいか見当がつかない。
しかも、私は弁当に詰めるセンスがひどすぎる。
久々に詰めるには、リハビリ期間がなさすぎる。
やばい。これは助けを呼ぶしかない!
「おか~~~さあ~~~~ん!」
どのくらいの分量を詰めればいいか、やってみて💛
妻がおかずを詰めるのを見学し、私は水筒のお茶の準備へ、、、。
結局は、何とも中途半端なお手伝いになってしまいました。
ちょっとは妻の負担が減ったかな。