先日、実家に行った。
今、実家では父がキノコを植えている。(「植える」でいいのかな?)
それのお手伝いに。
植えたのは、「きくらげ」と「なめこ」。
ドリルで木に穴をあけ、菌の玉みたいなやつをその穴に打ち込んでいく。
地道な作業だ。
父が、「二人だから仕事が早いなあ」と言っていたが、
一人では、ドリルで穴をあけるのも大変だったろうと思う。
細い木の枝ばかりに植えたので、、。
一通りどちらの菌も植えて作業終了!
約1時間半、充実した時間が過ごせた。
はやく大きなキノコができて、
父の喜ぶ顔がみられたらいいなあと思う。
そもそも、何でキノコを植えることになったのか。
それを説明するのには少し時間がかかる。
今、父が伸ばし放題に伸ばしてきたため大きくなりすぎた木の枝を切っている。
物を大事にする父は、なかなか思い切ることが出来なかったのだが、
歳とともに足腰が弱り、家族にも木に登りことを反対され出したので、
仕方なく(笑)。
なので、「せめてキノコを植えて、伐採した木を有効利用しよう」
ということにして、それを楽しみに思い切って枝を切ることにしたのだ。
だから、細くて曲がった枝がたくさんある。
だから、穴をあけるのも大変だし、
きっと保存する場所も、かなり大変なことになるだろう(笑)。
それでも、父はよく思い切ったものだと思う。
代が変われば、私は太っているので木に登れないだろう。
そうなる前に、木の下からでも収穫できるように、木を小さくしておきたい。
私のために、涙を呑んで枝を切ってくれている。
もちろん、家族は、この先、父が木に登ることには反対している。
だから、まだ何とか木に登れている今年か来年あたりまでで、
勝負をつけようと思っているのだと思う。
私は、父の安全面に気を付けながら、キノコを植えながら応援したいと思う。
キノコさん!父の頑張りにこたえて、
大きなキノコになって、父を喜ばせてください。
「木を切った甲斐があった」と。