昨日は、朝から実家へ行き、
畑仕事の手伝いをした。
両親と昼ご飯を食べていると、
父が、「一緒に手伝ってくれると力が出るなあ。」
と嬉しそうに言ってくれた。
私も両親と一緒に過ごせた時間がとても温かくうれしかった。
病み上がりの父には畑仕事であまり体を酷使してほしくない。
でも、一緒に仕事をすれば、お互いの様子も分かるし、
「ちょっとお茶にするかな?」など、
相手の様子を見ながら、
結局は自分の体調と考え合わせて、
休憩をはさんだり、
仕事を無理過ぎない、いい加減のところでやめたりできる。
時間のある時には、
いや、週に1,2回は行って手伝いができたらなあと思う。
現実は、私の方がまだ体力がないので、
昼ご飯の後、疲れ果ていつの間にか爆睡(笑)。
父はどうやら昼からも少し畑に行ったようだ。
父の体と、私の体力、心配なのはどっちなのやら???(笑)
自分の家の家事がたまっているので、
家事をするべく、夕方に帰宅することに。
父が家の外まで見送ってくれたので、手を振ってお別れし、
「さて帰るかな。」と気合を入れハンドルを握ったところで、
我が母校の制服を着た小学生男女と出くわす。
「ああ、あんな帽子、制服で学校に通っていたなあ。」
「妹とよく通ったなあ。」
おぼろげながら浮かぶ思い出と、
その小学生二人の姿を重ね合わせ、しばし懐かしさに包まれる。
次の瞬間、ズキッと胸が痛む。
あの頃の自分は、今どこに行ったのだろうか、と。
「懐かしい」といいながらも、
その自分はもういないのではないか。
あの頃の前を向き、一生懸命純粋に頑張っていた自分。(それなりに)
そんな自分を温かく育て見守ってくれた両親。
当時の期待や希望に何も応えることができなくなっている今の自分。
ああ。
胸の奥の暗闇にす~っと引きこまれそうになる。
あぶない、あぶない。
今さら考えても、もうどうにもならないことだ。
現実を受け止め、今できることからやっていくしかないのだ。
どんなに両親に申し訳なくても、
どんなに惨めでも、
今できること以上のことは、
悲しいことに、今ある力(気力・体力)ではできないのである。
当たり前のように実家に帰り、家事を手伝い、昼ご飯をごちそうになり、
楽しく話をして、今まさに帰ろうとしていた私だったが、
小学生当時の自分とは、全く違う自分。
こんなことになっていようとは、想像もつかなかった自分。
を再確認する羽目になってしまった。(笑)
それでも、両親とともに畑仕事をし、
食卓を囲み、談笑できたことの有り難さを噛みしめ、
前を向き、頑張っていこうと思う。
とりあえずは、
病み上がりの父と同等の仕事ができるくらいまでになりたいかな(笑)。
(自分のあまりの体力のなさを再確認することとなり、
がっかりしております。)
そして、いつか、
ここ10年近く心配ばかりかけている両親に、
少しでも安心してもらえるようになれたらいいなあ。