日記「みさちゃんとともに」

日々の暮らしを綴ります。

新企画を振り返って見よう。

お題「#この1年の変化」

 

 まさにこのお題の内容を、

私の記録として、日々追いかけ綴っているのが、

本ブログです。

 せっかくの機会ですので、

ここでこの1年ほどの自分の活動や変化を振り返ってみたいと思います。

 

 

 今年は、コロナによる自粛生活がずっと続いている。

私は自営で整体をしているが、元々多くないお客さんが、今年になってぐっと減った。

 だからといって、私自身の生活に大きな影響があるわけではなく、

洗濯や掃除、料理などの家事、そして整体施術の時間以外は、

「多くの時間を居間のテレビの前に横になり過ごす」という

例年どおりの生活が続いていた。

 

 逆に、子どもたちは、登校禁止の時期や土日には

「遊びに行きたい」「友達に会いたい」などやりたいことが山ほどあるのに、

今までのようには思ったように行動ができず、

かなりストレスが溜まっている様子だった。

 そんなこどもたちの様子を見て、かわいそうに思う一方で。 

「私は、あのこたちのように、何かしたいことやできることはあるんだろうか?」と、

改めて考えるようになった。

 そして、

「私が何もしないのは、お金を持っていないことが一因ではなかろうか?」

ということに、今さらながら思いあたる。

 2020年の秋のことである。

 

 心身の調子を崩し仕事を早期退職した。

その後も、ずっと調子がすぐれず多くの時間を家で過ごしている。

なかなか外出しようという気持ちにもなれない。

 家計を預かっているものの、自分の小遣いは持っていない。

家の中にいて出かけないので、特にお金が必要な場面がないのだ。

だから、「どうせ、自分で使えるお金もないし、

     (欲しかったとしても)家計で買うわけにもいかない。」

                           となるわけだ。

 

 そこで、私はある企画を開始することにした。

それは、

 生活の中で「自分にとって意義のある活動」をした時、そのご褒美として

今までは全てを家計に入れていた自分の整体施術の売上の中から、

その一部を自分へのお小遣いとして拠出するのである。

 しんどい時期からずっと心の支えになってくれている二胡(中国楽器)の練習。

 思うように動かない体を少しでも楽にするためのウォーキング。

 だんだん年を取ってきて畑仕事が大変そうな父親のの手伝い。  

                             などなど。

そして、これを「お小遣い活動」と名付けた。

 

 企画したはいいが、最初はなかなか思うように動けなかった。

それでもコツコツと活動を積み重ね、

2か月後には一杯900円のラーメンにまでたどり着いた。

 目の前に運ばれてきたラーメンを見て、

初めて月給をもらった時のことを思い出した。

一口一口、時間をかけて、味わった。

自分の力で、(自分からだが(笑))手に入れたお金で食べたラーメンは、

最高においしかった。 

 今もこの時の感動が、「お小遣い活動」への原動力になっているように思う。

 

 この企画を進めてみて、一番大きかったことは、

自分の「活動すること」へのハードルが下がったことである。

 今までは「別に今しなくても」「体がだるいし」と活動しなかったところが、

「さて、今日もお小遣い稼いでおこうか」と動くことが出来はじめたのである。

 きっと「小遣い欲しさゆえの活動」と思われるだろう。

実際、それが目的であることに間違いない。

 ただ、それをきっかけにして、

活動後に得られる「今日はこの活動ができた」という喜び・充実感は、

お金にかえられない価値がある。

 

 よく動くようになってきたので、

今まではいつも心配そうに私を見ていた子どもたちが、

「お父さん、今日もよく起き(あがって)ているね。」

「また、パソコン頑張ってるんだね。」

などとうれしそうに声をかけてくれる。

そう言ってもらえると私も元気が出る。

 

 

 

 自分のしたい活動をする時間を確保するために、

自分の役割である家事を進んで行い、

確保した時間を使って、小遣い稼ぎをし、

その小遣いを得る以上の充実感を味わう。

そして、稼いだお金で、遠慮することなく。

おいしいものを食べたり、欲しいものを買ったりする。

 

 この企画のおかげで、

今年、私は第2の人生の第一歩を踏み出すことができたのではないかと思う。

(まだまだ、なかなか一人で外出する元気は出ないのだが。)

 

 まだまだコロナの影響で先が見通せない今、

コロナの収束を祈りながら、

活動を積み重ね。一歩一歩自分の道を進んでいきたいと思う。

 

 

          最後まで読んでくださりありがとうございました。