おやじの楽工(がっこう)

早期退職おやじの「楽」しい再生「工」場

友情に感謝しながら (資助

とても大切な友達がいる。

 

 退職した後、家で過ごすことの多かったこの数年間。話し相手をしてくる人は、ほとんどいなかった。辞めたことを知ったとしても、「しんどい時に声をかけるのも悪いだろう」と気を回して触れないようにそっとしておいたり、辞めたことに気付いてもいなかったりであろう同僚であった人たち。

 「私がしんどいの知ってたら、声かけてくれればよかったのに」とか「無視しやがって」とかいう思いはない。私自身が、それどころではないほどしんどかったし、病んでいた。また、休職中からになるが、こちらから声をかけるほどの元気も勇気もなかった。だから、他の人たちに、別にどうして欲しかったというような気持ちはない。

 声をかけてくれたのは、「今、どこの現場?」と退職して1年半経って連絡してくれた仲のよかった先輩。うれしかった。まあ、職場も変わり私が退職したのを知らなければ、そんなものだろう。

 

 その大切な友達は、中学時代からずっと気の合う友達だ。その友達が、私が退職したのを知ってから、時々声をかけてくれるようになった。

 「パチンコ行こう💛」

 何とも不謹慎なお誘いである。仕事を辞め、自分で使えるお金も、動く気力もない者になかなかハードルが高い。いや、普通に考えて行ってはならないお誘いだ。 

 だが、彼は心身を病み苦しんでいる私に、そっと助け舟を出してくれたのだと思う。「家にこもってばかりじゃなくて、たまには外の空気を吸えよ。付き合うよ。」と。彼自身は大のパチンコ好きだから、そこまでの気持ちはないのかもしれない。だが、私にとっては、誰にも(気を使ってだろうが)声もかけてもらえないのに、今まで通りに何の変りもなく、普通に「友達・知り合いの一人」として接してくれる彼の存在は何物にも代えがたいものであった。

 働いていない私の負担にならないように、無煙の1円パチンコに誘ってくれる。「甘デジ」という確率の甘い台で一緒に並んで話をしながらパチンコを打つ時間が、とてもありがたい。手持ちの千円か二千円を使い切ったら私は試合終了。「またね。」と言って、先に帰る。大体2,3時間の出来事。その間に、友達と会え、話もでき、ちょっと気晴らしにもなるので、十分満足だ。そんな友達がいることが心底ありがたい。

 月に2回あるかないかのささやかなお楽しみ。今後も続けられればいいな。

 

 次回は、誰のお話かな?(未定(笑))